飼育環境
住まい:室内、ゲージ飼い(室内で放し飼いなので、ゲージは主に体を休め
る為にある。寝るときは勝手に自分でゲージに入って寝てます)
一時期屋外飼育もしていました。現在は完全室内飼育です。
食 事 :基本的にドッグフード。Natural BalanceとSolid Gold
合成添加物・保存料・着色料などの入っていない安全なフード。
1週間に2〜4度程骨付き肉をバリバリ食べてます。あとトマトやキャ
ベツが大好きで、私がトマトなどを切るときにあげています。
食事は1日2回。でも1日1回しか食べないときもあるので、自分で
コントロールしているのでしょう。あとはサツマイモを蒸かしたものや
ブロッコリを茹でたもの、ヨーグルト、ゆで卵、煮干し、生肉を与える
こともあります。おやつも安全なもの。
運 動 :一日2回の散歩&ドッグパークがベース。
だいたいドッグパークで他の犬達と走り回るので、家に帰ったらすぐ
寝てしまう。たまにドッグビーチに繰り出すけど、引っ越してから海が
遠くなってしまったので、ホントにたまに行く程度。
散歩中はHeel(脚側歩行)させます。
※普段家にいるとき、遊ぶとき、食事の時、散歩の時などに日常的に訓練も
入れます。遊びに取り入れたり、習慣化させたりして、教えています。
教えたこと
狼犬だから?!
狼犬だからすることってなんだろう?と考えました。(特にうちの子の場合)
中には犬にもある行動なんかも含まれるかも知れないけど、思いつくことをあげてみます。
★警戒心が強く、シャイで、なかなか飼い主以外の人間に心を許さない。(逃げる)→今は他の人にもOKになってきたけど、まだ怖いらしい。でも人に対して攻撃性は一切見られず。何度か会った人、私が親しくしている人には
意外と早く溶け込み、触ってとおねだりすることもある。自分に好意的な人とそうでない人は分かるらしい(笑)
★食べ残しのえさ、トイレの後にそれを鼻で土をかぶせるようにして隠そうとする。
★人の行動をじーーーっと見て、よく観察し、マネる。ゲージドアの開け閉めなどマネて自分で開け閉めする。
★遠吠え
★緊張したときや警戒したときに首から尻尾にかけての背中の毛が一直線に逆立って一本のスジみたいになる。
★運動能力がバツグン!2m位の高さは飛び越えるし、俊敏な動きをする。
★ダンスしているように歩いたり走ったりする。Single Tracking
★狼のポーズ(警戒しているときとか立ったまま首を下げて目はシッカリ相手を凝視(上目遣い?睨みつけ?))
★外に出ると常に周りに気を配る、一方だけじゃなく八方に注意している感じ(特に人がたくさんいる場所)
★自分で考えて行動する、言葉や視符を覚えるのが早い。 などなど
次に狼と犬の違いってなんだろう?と考えました。
そして狼犬だから気をつけなくちゃならないことってなんだろう?と考えました。(ほとんどの狼犬に言えること)
以下はアメリカの狼・狼犬ブリーダーが記述していることと重なります。(引用させてもらいました)
★ほとんどの狼犬は必ずと言っていい程警戒心が強くシャイであるが、これは自然のものであり、
High%になるほどシャイが出る。(Low%,Mid%でもシャイは出るが、シャイでない子も多くなる)
★本来の性質的に神経質でシャイなので、子犬の頃からの十分な社会化や環境慣れが不可欠。
★成熟する前にチャレンジする時期が来る(ボスの交代)、それ以外にもチャレンジする時がある(時々確認する為)←犬にも見られる。→普段から順位付け、しつけはメリハリを付けて行う
★アゴの力は大型犬以上(牙の長さ、歯、アゴから頭にかけての頭蓋骨の形成からして犬とは異なる為。
【例】ジャーマンシェパードのJaw pressureは約340.2kg。狼のJaw pressureは約680.4kgと言われています。
★狼の嗅覚・聴覚は犬のそれらよりも優れている。
★犬の腸の長さと狼の腸の長さは違う。狼の方が短い為人間社会で与えられる物の中には消化しきれないものもある。
★高い跳躍力を持つため、それに準じた高さのフェンスが必要。穴掘りもするので、対策が必要。
★常に多くの愛情と注目を必要とする。群れ意識が強いので分離不安になりやすかったりもする。
★扱いに際し、十分な知識や認識、狼犬の訓練は絶対に必要。
★犬にもある「狩猟本能」は狼犬の場合は強く出やすい。High%になればなるほど強く出る傾向があるので
小動物、子供に対しての接し方を教え、配慮することが大切。
★狼犬はペットにはならない。
★
つづく。。。
我が家の基礎訓練
狼犬の訓練について
うちに来て最初に教えたことは、人間と遊ぶこと。人間とどうやって遊ぶか、噛んだらダメだし飛びついてもダメ。
子犬だったので、遊びながらいろんなルールを教えました。母狼が子狼に教えるやり方でNO!(イケナイ)もこのころから。GOOD(よし)も。あと、最初から教え始めたのはトイレです。子犬の頃は室内だったので、ゲージ⇔トイレ⇔遊びでした。NoとGoodの違いを教えた後は、物事をすぐに覚えるようになりました。Goodが最高にうれしい事だから。
その後教えたことはSit(おすわり)、コレは犬の訓練の基本でもあります。そしてDown(ふせ)、これも服従訓練の基本。そしてStay(待て)、Sit Stay,Down Stay両方を教えました。Puppy shot(予防注射)が終わるまでは外に出せないのでその当時住んでいた家の庭でHeel(脚側歩行、つけ)の訓練というか練習を始めました。
あとはIn(ハウス)。これはクレートトレーニングを初めからやっていたので、ゲージに入れるときに出すコマンドです。
そしてStop(やめろ・止まれ)とOff(くわえているものを出す)。基本はこれくらいでしょうか?
他は人と一緒に暮らす上でやってはいけないこと、我が家ではベッドやソファの上にはボスである飼い主とネコしか乗れません。ネコと仲良く同じ空間で過ごす事を教え、物を壊す破壊行為(靴やサンダル、靴下、タオル、家具など)はダメだと教え、キッチンの台やテーブルに足をかけたり、盗み食いをすることもNOだと教えました。
だから人間が食事をしているときも、食器に鼻を近づける事も許されません。
こうして書くとしてはイケナイことばかりで、犬がかわいそうと思う人もいるかも知れないけど、そうじゃありません。
ちゃんと教えないことの方が犬にとっても人間にとっても不幸なんです。
その代わりいいことをしたときは、ものすごく褒めます。それが犬の自信に繋がります。目が生き生きしてきます。
NoとGoodをうまく使い分けて、Goodを多く言ってあげられる場面をたくさん作ってあげるのです。
犬は喜んでGoodの行為を率先してやるようになります。そしてNoの意味を、良いこと、悪いことの違いを理解します。
普通に遊びで教えたHand(お手)、Catch(ボールを一発キャッチ)とか。Ball(ボール)と言うとボール持ってくる。
後はHi!(ハーイと前足を人の手の平につける)とか、Bang(バーンで死んだフリ)など。。。
この2つは結構他の飼い主さん達に人気があり、どうやって教えたの?とよく聞かれます。(笑)
GoodとNoの意味を理解させてあげれば、ボスが喜ぶことをし、ボスに叱られることはしないか、しないようにします。
人や他の犬に対する攻撃性などは、飼い主がボスになることで問題は起きないのではないかと思います。
服従訓練を徹底させること、飼い主が信頼されるボスになることはとても大事なことです。
子犬の頃からの社会化や、しつけがシッカリできれば、ちゃんと人間社会に順応できる良い子になると思います。
※しつけも訓練も暴力や体罰で教えても、信頼関係にはなりません。いっぱい褒めて楽しみながら教えています。
でも教えたことはほとんど日常生活に最低限必要なマナーの部分だけです。遊びも多少ありますが、、、